東洋占星術 四柱推命
十干が表わす才能のエネルギー、十二支が持つ特質から、
自分を知り、他者を知り、巡り合わせを知る。

十二支 卯(ボウ・う)

十二支とは、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の総称。草木の発生・繁茂・成熟・伏蔵の過程、つまり陰陽の盛衰する順序を12の段階に分けてつけたものです。十の幹なるものとして十干があり、幹の枝葉となるものとして十二支があります。
十二支に動物名をあてて呼ぶようになったのは中国の戦国時代(紀元前480〜247年)の頃です。
暦を未開の地方の民に伝えるために、子(し) ・ 丑(ちゅう) ・ 寅(いん) と抽象的で難しい字を覚えさせるより、動物名をあてはめたほうがスムーズに解釈できると考えたのかもしれません。呼びやすさ、わかりやすさをねらって動物名をあてたことがさまざまな迷信、俗説を生む要因となりました。
語源や成り立ちから、枝葉となる個性を占います。

語源と成り立ち

卯(う)は「茂(ぼう)」に由来しています。
「茂」は「艸」と「戊」を組み合わせたもの。「艸」は草。「戊」には「さかんな」という意味があり、合わさって「しげる」「おおう」という意味です。もともと卯は古い形で見ると、門が開いていることを表す象形文字です。万物が地面を押し開いてでてくることから、冒すの意味も含まれます。
『 淮南子えなんじ 』に「卯は茂ることであり、盛んなことである」という記述があります。草木が大きく成長し、地面を覆い隠す状態を表わしています。
柔軟さ、社交性、明朗・計画性が取り柄。

性格

卯日生まれの特徴−
物事に動じず余裕があり、明朗で柔和、礼儀正しく品があり、物静か。
また、慎重で細かいところに気を配り、身だしなみも小ぎれいで、清潔感もあります。


一見穏やかで、目立って個性的というわけではありませんが、根は独立独歩で他から圧力を受けることが嫌いです。
ですから、あれこれ考えをめぐらし、どんな場でもそれなりに自分の意見はしっかり述べます。「狡兎三窟(こうとさんくつ)」で、どんな場合にも逃げ道を作っておき、損をしないように振る舞うことも忘れません。
それなりに充分計画を立てて行動しますし、仁義に厚く、意志は強靱ですから、自己主張の強さはあるものの、ある程度よい状態になると今度は楽観してしまうところがあり、「ウサギとカメ」の物語を彷彿とさせます。



どだい悠長で、でしゃばることがないというのは悪いことではないのですが、自分のしたいように物事を処理してしまうため、強靱な意志を眠らせたままで、ひとつのことに没頭しにくい傾向もなきにしもあらず。
また、ものごとを安易に捉えたり、単純に考えたりして、あまり問題意識を抱かないことが後々の問題。あらゆる悪の中でも、嘘をつくことは一番卑劣な行為です。悪意やいこじから出た嘘もありますが、ほとんどの嘘は臆病なためにでっちあげたものです。
自分のほんとうの気持ちを隠し、ときには言葉を濁したり、その場を取りつくろい、心にもなく同調して見せたり。それではいくら探しても幸せは見つかりません。
本来は美的感覚をそなえ、趣味も豊富でそれを自由に楽しめる要素があるのですから、多少の刺激を求めて前向きに物事に取り組むことが大切です。



力が強ければ幸せになれるものではないし、富みも幸せをもたらしはしません。権力も幸福とは関係ないもの。力と富と権力がそろっていても幸福ではないのです。
本当の幸せは自身の内にあります。帝王にもふさわしい威厳です。つまらない恐怖心を克服すれば、悲しみは喜びにつながり、流す涙もうれし涙に変わるでしょう。
心は無料ですが、有り余るほどの幸福を育てるから、その価値は測りしれません。
良心の命ずるがままに行動すれば、多くの信頼と応援を得るはずです。まっすぐ立っていたければ、自分で努力しなければなりません。

※狡兎三窟(こうと さんくつ)
兎は強かで、いざというときのために、いつも自分の隠れ家の穴蔵を三つもっている。

パーソナリティ占い & 同干支の有名人

十干占いは、基本の性格、シンボルカラーを占います。
十二支占いは、十干の幹から枝葉となる個性を占います。
六十干支占いは、十干と十二支から第一印象と性格、潜在な意識と素養、愛情、仕事、空亡を占います。
同干支の有名人は運のめぐりが同じ仲間です。時に目標に、時に励みに。見過ごしてきた“自分”に気付くかもしれません。

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