東洋占星術 四柱推命
十干が表わす才能のエネルギー、十二支が持つ特質から、
自分を知り、他者を知り、巡り合わせを知る。


十干 己(キ・つちのと)

十干(じっかん)とは、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の総称。十の幹なるものという意味です。
十干の起源は、中国の殷(一説には漢時代)の時代にさかのぼります。
1日目を甲とし、2日目を乙、3日目を丙、4日目を丁、と符号をつけて、10日毎に包んで旬とし、ひと月を上旬・中旬・下旬に分けて数えていくための数詞として用いられました。
その後に十二支、陰陽説、五行説などと結びついて、音読みから訓読みへと読み方そのものも変化し、やがて日や年・月の縁起やお日柄、また、さまざまな迷信や俗説を生じさせる要因ともなっていきました。
語源や成り立ちから、基本の性格、シンボルカラーを占います。

語源と成り立ち

己は十干の6番目です。
矩(かね)の形に似た定規の象形文字です。糸の巻き取りに用いました。紀の語源で、ギクシャクと曲がって伸びていたものが、立ち止まってそれぞれはっきりとした形を持つこと、すじを意味します。
秋に向かって草木が十分に繁茂し、かつその整然となった状態を表し、田圃や畑の土にたとえられています。
肥沃で適当な湿り気により作物を育てるので、よく耕す必要があります。

性格

田圃や畑の土は肥沃で、水分も養分も内蔵していて、多種多様の植物を育てることから−
理解・吸収が速く、多芸多才でいろいろなことをこなしていける器用さをそなえています。
概して育てることが根底にありますから、穏やかで善良な人が多いのですが、内面にはいろいろと複雑なものを秘めていて、他人が思うほど清廉潔白なお人好しではないようです。
だからこそ、常に向上心を持ち、内面の充実を心がけ、人に利用されないように注意しなければなりません。

変化に即応する術も心得ていて、出処進退もよくわきまえています。また、難しい問題を処理するような立場に立つ傾向もあるようです。パーソナリティーの根幹にあるのは、物事の規準となりえる素養ですから、精神を鍛え、意識を耕し、着実に努力を続ける芽を伸ばすことです。自分が汗して勝ち取った知識は自分の所有物です。誰に盗まれることもありません。身についた知識は実際に用を足すものに変わっていき、生活を支えます。

シンボルカラー

シンボルカラーは紅(くれない)です。
紅は鮮やかな赤色ですが、古代では黄みをおびた赤色を指していました。 原料の紅花から赤色素だけをうまく分離させ、抽出することができなかったため、黄色素が染めついたからです。紅花の原産地は中近東、エジプトですが、4〜5世紀ころ、中国を経て伝えられ、当初、紅花は「呉(くれ)の藍(あい)」と称されました。それは当時、中国を呉と呼んでいたからです。
「藍」は染料の総称でした。つまり「呉の藍」とは、「中国から渡来した染料」という意味です。
この「くれのあい」が縮まって「くれない」となったのです。

パーソナリティ占い & 同干支の有名人

十干占いは、基本の性格、シンボルカラーを占います。
十二支占いは、十干の幹から枝葉となる個性を占います。
六十干支占いは、十干と十二支から第一印象と性格、潜在な意識と素養、愛情、仕事、空亡を占います。
同干支の有名人は運のめぐりが同じ仲間です。時に目標に、時に励みに。見過ごしてきた“自分”に気付くかもしれません。

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