東洋占星術 四柱推命
十干が表わす才能のエネルギー、十二支が持つ特質から、
自分を知り、他者を知り、巡り合わせを知る。


十干 丁(テイ・ひのと)

十干(じっかん)とは、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の総称。十の幹なるものという意味です。
十干の起源は、中国の殷(一説には漢時代)の時代にさかのぼります。
1日目を甲とし、2日目を乙、3日目を丙、4日目を丁、と符号をつけて、10日毎に包んで旬とし、ひと月を上旬・中旬・下旬に分けて数えていくための数詞として用いられました。
その後に十二支、陰陽説、五行説などと結びついて、音読みから訓読みへと読み方そのものも変化し、やがて日や年・月の縁起やお日柄、また、さまざまな迷信や俗説を生じさせる要因ともなっていきました。
語源や成り立ちから、基本の性格、シンボルカラーを占います。

語源と成り立ち

丁は十干の4番目です。
釘の頭を描いたものです。テイの発音は釘を打つ音を表し、打ち込む勢いを意味し、「安定する・整った」の意味を共有しています。
夏になり、草木の姿形が充実した状態を表し、松明やキャンドル、灯火、ランプなど、人工の火にたとえられます。
あるところにとどまって燃え、いつか消える火ですから、その灯しを消さないようにしなければなりません。

性格

松明やランプはひつところに停滞して燃えることから−
普段は炎の如くゆらりとしていますが、ちょっとしたことから烈火の如くの激しさがあります。一見、強さは感じませんが、火は発火点に達するまでに諸条件を必要とするのと同じで、消極性や自信のなさというよりは温和で控えめ。傍目には何を考えているのかわからなく映ったとしても、思慮深く慎重で、考え方も緻密で進歩的ですから、計画したことはだいたい遂げられます。
改革を内に秘め、実に用意周到で時機到来をじっと待ちます。衝動的に行動するということはないようです。

縁のある人には親身に尽くし、相手のことを考えるあまりに本音が言えず困ってしまうということもあります。自らを犠牲にして燃え、周囲にあるものを暖める。それがパーソナリティーの根幹ですが、ただただ犠牲になるのではなく、情熱と野心を燃え上がらせ、自立の心をかき立てることです。勇気ある人生は、後に続く人にとって希望の灯しとなるはずです。

シンボルカラー

シンボルカラーは紫です。
火の色は赤ですが、丁は松明など人工的な火を指し、丙(火)と火気を生じる甲(木)の組み合わせから、赤と青の中間にある「紫」という色彩になります。
五行思想では正色(青、赤、黄、白、黒)を最上とし、中間色である紫はふぞろいで下位の位置づけでしたが、いにしえの人々は「紫」という色に対して、気品や神秘的さを感じていたようです。
古代では「紫」が染めた色の中でもっとも重視され、最高の色とされました。ローマ帝国皇帝が、貝紫で染めた礼服を使ったことに始まり、ほとんどの国で、王位や最上位を表す色に紫を使うようになりました。
聖徳太子の定めた冠位十二階では、紫は最上位の色とされました。

パーソナリティ占い & 同干支の有名人

十干占いは、基本の性格、シンボルカラーを占います。
十二支占いは、十干の幹から枝葉となる個性を占います。
六十干支占いは、十干と十二支から第一印象と性格、潜在な意識と素養、愛情、仕事、空亡を占います。
同干支の有名人は運のめぐりが同じ仲間です。時に目標に、時に励みに。見過ごしてきた“自分”に気付くかもしれません。

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